環境

福島市の市街地に隣接した標高100~250mの低山地で、コナラやサクラ、アカマツを中心とした樹木で構成されている。中心施設のネイチャーセンターには、レンジャー(自然解説員)が常駐し、小鳥の森をはじめとする福島市内の自然に関する様々な情報を提供している。

 

交通

JR福島駅東口より福島交通バス「文知摺・保原」方面行き乗車、「岡部」で下車。白鳥渡来地まで徒歩5分。福島市小鳥の森まで徒歩15分。車利用の場合は、共に大きな駐車場がある。

 

季節

  小鳥の森では、過去14年間で120種あまりの野鳥が観察されている。中心となるのは林地を好む小鳥類で、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、ヒヨドリなどは年間を通じて見ることができる。春から秋にかけてはサンコウチョウ、ホトトギス、オオルリ、ヤブサメといった夏鳥が姿をみせ、秋から春先まではシメ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、マヒワ、ツグミといった冬鳥の他に、アカゲラ、キクイタダキ、ヒガラ、ビンズイ、クロジなどの山地から降りてきた野鳥も観察することができる。一方、山すそにある休耕田、沼、せせらぎにはカワセミやカイツブリ、キセキレイ、カルガモなどの水辺の野鳥を見ることができるし、その周囲の水田や畑との境界部分ではホオジロ、コジュケイ、キジ、カワラヒラ、ベニマシコなどの開けた場所を好む野鳥も生息している。
 初心者には、木の葉が落ち見通しの良くなった冬からのバードウォッチングがよい。特に、エサ場に集まるたくさんの野鳥をネイチャーセンターから望遠鏡や双眼鏡を利用してのバードウォッチングは多くの人に楽しまれている。